加工治具プレート S50C 平面度、平行度、仕上げ

本日は加工治具プレートのご紹介をいたします。

こちらは、弊社が使用する砥石を納入していただいています商社様より全加工(旋盤加工、研磨加工)
にてご注文をいただきました。

【受注経緯】
価格の転注目的(他業者に発注を切り替える)の為、弊社にお見積もりのご依頼を
いただきましたのでお見積り後、正式にご注文をいただきました。

依頼内容
【材質】 S50C 焼入なし
【ワークサイス】Φ125 T=10 5個
【仕様】平行度、平面度 5ミクロン以下 5個の寸法を揃えること
【加工ポイント】
加工治具のために、10の厚み交差はありませんが5個の
整列度、平行度、平面度を5ミクロン以下に抑えることが最大の加工ポイントです。

まずは荒取りの加工

切削マークが取れるところまで研削していきます。同時に大まかな歪取り作業も行っていきます。

続いて仕上げ作業に入ります。
研削熱で歪を出さないように気をつけながら裏、表を返しながら仕上げていきます。

通常、研磨作業は上記の様に並べて研磨すれば厚みが揃うのですが、これが厳密に言うと中々真っ直ぐに研磨が出来ないのです!

精度が出ない原因は色々ありまして、例えばマグネットチャックの状態、砥石の切れ具合、機械精度、機械のレベル等・・・。

色々な条件を最高の状態に整えて初めて「0」となるのです。

よく研磨作業風景などで火花を出しながら加工している風景ありますよね?

平面研磨ですと必ず真ん中が凹んで研磨されてしまいます。(数ミクロン~百分台) 従いまして、「0」と言うのは、研磨加工といえどもかなり難しいのです。

今回の様に、平面度(歪)の精度を仕上げなががら、5個の整列度を5μ以下に揃えようと思うと少々難儀をします。
何回も微細の切り込み(火花が出ない)とスパークアウトをして仕上げをしました。

【実測値】 5個
平面度:0.001~0.0025
平行度:0.001~0.002

平面研削の精度出し、加工治具、基準プレートなどの研削加工でお困りの方、お気軽にレスキュ研磨工場 (株)ジートライズまでご連絡下さいませ。

 

 

 

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