NO11 再研磨で精度復元!

< 材質 >
SKS3

< 加工精度 >
18.5±0.003 実測値0~-0.001

検査具、マスターの再研磨による精度復元の紹介です。
長年にわたり製造現場で使用された段差を測定するための専用の基準機(マスター)になります。

測定はダイヤルゲージなどが付いた専用の測定具を使用して基準機にセットして対象物を測定(合否判断)します。
測定の基準になりますので要求精度は±3ミクロンと高めです。

事前打ち合わせで費用を抑えるために各部品を外さずに精度復元してほしいとのことでしたので部品を外さずに加工いたしました。

当社も、新作でこの様なマスターを製作いたします。
加工は問題ありませんのでお受けいたしました。
合計で3か所(要部の段差、脚)を加工しました。

要部、再研削加工前

要部 研削加工後

研削加工前のマスター

ブロックゲージによる測定

部品が外せない為に、平行出し作業に苦労しましたが何とか要求精度内に収めることが出来ました。

今回は測定のマスター(基準機)でしたが、加工用の治具、金型部品、装置部品なども再研磨による精度復元が可能です。
傷、打痕、錆、による精度不良、機器の機能低下でお困りの方はお気軽に相談してください。

https://gtryz.com お問い合わせはこちら
再研磨についはこちら
再研磨の加工実績についてはこちら