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平行度とは

平行度とは

定盤やテーブルに接している面を基準面①として②の研磨加工する面がどれだけ平行になっているかを示す数値が平行度です。また、①②間の厚みの寸法を仕上げる作業でもあります。

「0.01 mmの平行度」の場合は、加工された表面と基準面が最大で0.01 mmの差を持つことを示します。(写真)

<測定方法>
マイクロ、ダイヤルゲージ等による複数点の測定を行います。

「平行度」とは平面研削加工の基本作業(平行度、平面度、直角度)の1つです。

平面研削盤での平行度の確保は、高精度部品の製造において非常に重要です。特に、機械部品、精密部品、金型、プレスダイなど、寸法精度と平行度が厳密に制御される必要がある製品の製造において、平行度の遵守が品質と機能性を確保するために欠かせない要素となります。

平行度の重要性

研削加工において、平行度は次のような重要な役割を果たします

  • 寸法精度:平行度の高い部品は、寸法精度が高いと見なされます。これは、部品が設計寸法にできるだけ近いことを意味します。
  • 機能性: 平行な面が必要な部品(例: スペーサー、ガスケット、摺動部品)では、平行度が低いと機能に支障をきたす可能性があります。
  • 組み立て可能性:平行度が高い部品は、組み立てプロセスがスムーズで、不必要な調整や修正が不要です。