直角度 メイン画像
イケール(直角出し治具)を使用しての直角出し加工
直角度とは

直角度とは

直角度とは基準面に対してどのくらい直角(垂直)かを表す幾何公差です。
加工した面(①)と基準面(②)との間で垂直(直角)の関係を示す寸法
写真はスコヤにて直角測定の様子
基準面②に対して加工面①直角を測定しています。

<測定方法>
定盤上に対象ワークを設置して電球を灯し円筒スコヤーなどを測定面に軽く突き当てて隙間(光の漏れ)を観察。隙間が直角度になります。
測定は推読になり数値化が必要な場合はスキミゲージ等を使用します。
測定には経験値が必要です。

「直角度」とは平面研削加工の基本作業(平行度、平面度、直角度)の1つです。

平面研削盤での直角度の確保は、高精度部品の製造において非常に重要です。
直角度は精密部品、金型、機械装置など品質、精度、機能性にも影響を及ぼすために製品製造においてとても重要です。

直角度の重要性

  • 部品の組み立て:直角度が高い部品は、他の部品との正確な位置合わせや組み立てが容 易になります。これにより、製品の機能性や性能が向上します。
  • 機械精度: 直角度が高い部品は、機械や装置の精度を向上させます。例えば、機械部品の 正確な位置合わせや動作が求められる場合に重要です。
  • 測定精度:直角度が高い部品は、測定や検査の精度を高めます。正確な測定や検査が重 要な場合に役立ちます。